庵主よりのメッセージ
彌光庵が開庵した1995年は1月に阪神大震災、3月に地下鉄サリン事件と、大変な幕開けの年でした。
数ヶ月前に交通事故にあって、しばらく働けずにふせっていた時に、彌光庵の話がもちあがり、どうせならお釋迦様のお誕生日にと、何の用意もできていないままに、とりあえず4月8日の開庵を迎えてしまいました。
そして10年、未だに何もまにあっていません。
思えばこの10年間、世の中はどんどん殺伐とした方向に向かってばく進しています。報復という名のもとに、「世界の平和」が大きく崩れ去っていっています。そんななかで何ができるか、何を伝えていけるか…。
こんな世の中で、「それでも生きててよかった」と思える出来事に出会えたらとてもすてきだよね!
これからも、彌光庵を訪れてくれる人々とともに、少しでも良い時間を共有できれば、と願っています。
2005年4月 彌光庵の開庵十周年の機に 釋 彌光

彌光庵開庵によせて
私たちは、自分というものを、知っているようで、実はよくわかっていないようです。それは自分のありのままを認めたくないということが、あまりにも多いからなのでしょう。『人として生きる』とは、そんな自分を、我が身の本当の姿を限りなく知って、引き受けてゆくことなのではないでしょうか。目を開けばいたるところに自分と出会う扉があります。いかなる出来事も、認めたくない自分も、どんな人をも排除せずすべての人を尊敬し、みんなが、ありのまま、そのままでいっしょにいられる。そんな処を少しずつでもひらいてゆきたいとおもひます。光の彌(あまね)く庵 阿彌陀の光のあたる庵を 1995年4月8日
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